福祉うなぎ、意識高い系元ヒキ

意識が高い元ヒキの福祉従事者がつらつらと

精神保健福祉士試験(自己採点で)合格安心ライン(三桁)こえた勉強法を過去問・模試・本試験自己採点の点数入りで解説

 

pswunagi.hatenablog.jp

 前回記事です。

試験結果前から飛ばし?記事出してこれで落ちてたら笑えねえwww

 

概要、ぼくのスペック、過去問、模試、本試験の点数

スペック、29、4大卒、ひきこもった後、通信課程で精神保健福祉士を目指す。

模試の点数→19回本試験の点数

専門

精神疾患とその治療 3/105/10→5/10

精神保健の課題と支援 4/108/10→6/10

精神保健福祉相談援助の基盤 9/156/15→10/15

精神保健福祉の理論と相談援助の展開 13/2520/25→18/25

精神保健福祉に関する制度とサービス 4/126/12→9/12

精神障害者の生活支援システム 2/85/8→6/8

35/8350/83→54/83

共通

人体の構造と機能及び 3/73/7→3/7

心理学理論と心理的支援 5/75/7→6/7

社会理論と社会システム 2/74/7→4/7

現代社会と福祉 6/102/10→8/10

地域福祉の理論と方法 6/104/10→4/10

福祉行財政と福祉計画 3/72/7→2/7

社会保障 3/73/7→4/7

障害者に対する支援と障害者自立支援制度 4/75/7→4/10

低所得者に対する支援と生活保護制度 2/72/7→4/7

保健医療サービス 3/74/7→3/7

権利擁護と成年後見制度 4/77/7→4/7

41/8050/80→46/80

全体

76/16391/163→100/163

ちなみに18回試験のボーダーは86点です。(厚労省,pdf)

順調に上がってますが……実は過去問は2周めの点数です。2周めというのは一度問題+解説をだら〜っと眺めてから解いてみたという意味で2周めです。この時点でもし、ボーダーを知っていたら安心していたと思いますw ですが「三桁取れば安心」という話と「0点科目あるとダメ」ときいたので過去問で46%程度しか取れてない危機感がすごかったので勉強はじめました。時期としては10月くらいからでしたね。
 ただ、運良くアルバイトとして障害福祉の施設に勤めることができたので、専門科目はかなり勉強になった部分があります。また、元ひきこもりということで自分が使ったサービスもあったのでそこは得意でした。4大を出てる……というのはかえって足かせになったかもしれません。EランクかDランクくらいの文系学部です。受験勉強は「これが出る!」「これを覚えろ!」「模試!模試!来月も模試だ!」と至れり尽くせりで、それに比べると精神保健福祉士国家試験は専門等へ行かなければ自力でやらなければいけないところが多いです。模試が少なくて不安感が強まるものでした。ただ元から読解力、国語力はあったのでそれは役にたったと思います。事例問題は国語力もあったほうがいいですからね。
 さらに、模擬模試を受けた後もボーダーの存在を知らず、「55%だ! やばい!6割取れてない!」という危機感で勉強を続けました。

過去問

過去問です。これに尽きる。
実ははじめのころはワークブックとかテキストを7回読み(東大生の勉強法というやつ)しようとしてたのですがw

news.livedoor.com

上司に言ったら「過去問を3周するのがいいよ」と言われてやってみました。すると過去問がすごく勉強材料の宝庫なんですよね。

「直近の問題は出てこないから無駄じゃない?」

と思うかもしれませんが、まあ同じ問題は出るわけがないんです。けど、問われる知識はほぼ同じなんですよね。
たとえば17回の専門科目、精神疾患とその治療の問題の

問題 9

次のうち,「改正精神保健福祉法」において,医療保護入院を行うために精 神保健指定医 1 名の診察による判定とともに必要な要件として,正しいものを 1 つ選びなさい。

1 患者本人の同意

2 保護者の同意

3 精神保健福祉士の判定

4 もう 1 名の精神保健指定医の診察による判定

5 家族等のうちいずれかの者の同意

(注)「改正精神保健福祉法」とは,2013 年(平成 25 年)に改正された「精神保健及び 精神障害者福祉に関する法律の一部を改正する法律」のことである。

これの答えは精神保健福祉法の三十三条にあるんですが、

第三十三条  精神科病院の管理者は、次に掲げる者について、その家族等のうちいずれかの者の同意があるときは、本人の同意がなくてもその者を入院させることができる。
 指定医による診察の結果、精神障害者であり、かつ、医療及び保護のため入院の必要がある者であつて当該精神障害のために第二十条の規定による入院が行われる状態にないと判定されたもの
 第三十四条第一項の規定により移送された者
 前項の「家族等」とは、当該精神障害者の配偶者、親権を行う者、扶養義務者及び後見人又は保佐人をいう。ただし、次の各号のいずれかに該当する者を除く。
 行方の知れない者
 当該精神障害者に対して訴訟をしている者、又はした者並びにその配偶者及び直系血族
 家庭裁判所で免ぜられた法定代理人、保佐人又は補助人
 未成年者

5番が正解です。んで、18回の精神疾患とその治療の問題にもほぼ同じ問題が出てるんですよねこれが

問題 10 

精神保健福祉法」による入院に関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ 選びなさい。

1 任意入院では,精神保健指定医が必要と認めれば 72 時間に限り退院を制限でき る。

2 医療保護入院では, 2 名の精神保健指定医が認めれば家族の同意は不要である。

3 措置入院では,家族の同意が得られた時点で速やかに医療保護入院に切り替える。

4 緊急措置入院では,精神保健指定医の診察なしで 72 時間に限り入院させること ができる。

5 応急入院では,自傷他害のおそれがあると認められ,急速を要する場合,72 時間 に限り入院させることができる。

(注) 「精神保健福祉法」とは,「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」のことで ある。

これの正解は1番です。違うように見えます。しかし必要な知識は同じです。
なぜなら、どちらの問題も必要な知識は同じなんです。具体的にいうと、

精神保健福祉法における入院形態、誰の判断で、誰が同意するのか、何時間延長できるのか

という点です。これらは「医療保護入院については知っているが、措置入院については知らない」ということはあり得ますが、あんまり意味がないです。セットなんですよね。もっと具体的にやる方法としては選択肢を消していきます。17回の問題はもうぱっといけるのですが18回の問題は任意入院、医療保護入院措置入院、緊急措置入院、応急入院についてそれぞれ誤った選択肢を消していく作業をしていきます。
 精神保健福祉士国家試験て「6割なんて楽勝じゃんw」と思わせておいて範囲がめっちゃ広いんですよね。そんな試験で重要なのは選択肢を消していくことです。実のところ全然知らない病名やら言葉、人名が出てくるのはざらなんですよ。そういうときは「あ、消去法で解いていけってことか」と思うんです。選択肢5つのうち、4つが完璧でないと解けないという問題なんです。ですが、選択肢のうち3つまでしか分からなくても選択肢5個のうち3つ消えればもう2分の1で当たります。2つ消えても3分の1です。5個の中から当てずっぽうよりはるかにマシです。6割取って受かる試験ですので、網羅して完璧に、でなく、できる範囲を確実にという試験なんです。
そういう意味で過去問はとても良い材料なんです。作る方もさすがにゼロから作るわけじゃあないでしょうしw 問題作るのも大変でしょうよw

あともう一つ、全体のうちできた科目とできていない科目を明らかにしておきましょう。感触でわかると思いますが、できればパーセンテージを出した方がいいです。それに基づいてぼくは勉強順を決めました。出題順にやるのもいいんですが……えてして勉強ペースは思うように行きません。そして得点がない科目があると全体でいくら取れていようと不合格なのでそこからぜひ取り組んでください。逆に得意科目から伸ばす手もあります、それはしなかったことの項で述べます。

模擬試験

模擬試験は在宅で受けて送って採点されて返ってくるのと大学等で受けられるのがありますが、必ず受けてください。問題ごとの平均正答率が出てきます、これが大事です。できなければならない問題と、そうでもない問題をしっかり知っておくためです。過去問解説本にも「基礎的な問題」「応用的な問題」と書かれていますが……実際「これも基礎的な知識で解けっていうのか!?」ていうほどいろんな問題が基礎的な知識、基本的に解けると書いてあって暗い気持ちになりますw
ぼくは模試で平均正答率が高いのに自分は間違った問題をはじめに復習していきました。ぼくが受けた模試ではそういう問題に印が入っていたのでわかりやすかったですね。

ながら勉強

勉強一般の話になるんですが、ぼくは集中力がないです。一日2時間は無理です。1時間半がんばると、もう無理です。なのでテレビつけたりアニメみたり音楽つけながら、信号待ちや通勤中勉強してました。ながらでもしないよりいいです、しなかったらゼロですし。
そこでこれです。

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情報カード1000枚買ってだいたい7割くらい使ったような気がします。

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表にぱっと答えられるような質問文を書き、裏に答えを書く。
単語カードですねいわゆる。作ってる間にも覚えちゃうのでおすすめ。何より、これを一度作ってしまうとながらで「あ〜 一般相談支援事業はどこが指定〜〜〜〜あ〜〜〜都道府県知事〜〜〜」とかだらだらやってました。ぱっぱっぱっとひっくり返しやってきます。
あとワークブックと過去問は分解して科目ごとまとめました。表紙をはがしてまとめてバリバリやってったら案外簡単にバラけました。
科目ごとにすることで軽くなって持ち歩いて勉強できます。ぼくは16回、17回、18回、という形ではなく科目ごとに三年分がっつりやっていく方がやりやすかったのです。

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仕事

障害福祉の現場で働くってのはすごく勉強になりました。「そんなん学生だから出来ねーよ!」とか言われると思います。はい、そう思います。しかしながら、「社会保障」「福祉行財政と福祉計画」なんて科目はほぼ学べませんw まあ合格者がごろごろいますし、体験を聞けるのはとてもいいです。あと、学生なら実習中などは放置されることが多いのでw その間に勉強しましょう。実はそのとき単語カードに目覚めて作り方を自分のなかで確立できました。
 しかし、です。有利不利でいえば現場でがっつり仕事しているよりは学生の方が試験情報を得られる機会は多いでしょうし勉強時間も確保できると思います。その点、学生のが有利であるとぼくは思います。ぼくはバイトしつつ通信課程というおいしいとこどりな特殊な状況で、すごく良い環境にあったんですよね勉強という面で。

有酸素運動

肩こり対策!
運動するとモチベ上がります。あと肩こりもよくなります。ジムは金かける価値ありますよ。これは半ば趣味であるんですがw 勉強と真逆な趣味という意味でとてもよかったですね。

しなかったこと

やればもっと安心だけどしなかったこと

社会保障、福祉行財政と福祉計画、権利擁護と成年後見制度、保健医療サービス

精神保健福祉の理論と相談援助の展開、精神保健福祉に関する制度とサービス、精神障害者の生活支援システム

いきなり具体的な科目名を出してしまったんですが……実は間に合わなくてさらっと過去問一回とワークブックにある一問一答だけで済ませちゃった科目です。共通の方は本当にホント、間に合わなかったやつです。社会保障と福祉行財政と福祉計画は数字とか福祉計画の文字数が多くて嫌気がさしたんですね……かなり危うかったです。当然、やったほうがいい部分です。
権利擁護成年後見制度は点数がそれまで良かったんで油断してました。本試験難しくて焦りましたね。それまで知識があやふやで正解していたとことです。
共通の保健医療サービスは他教科と共通なのでいいかな? と思ったので。

専門科目ですが……前半3科目やって後半3科目みてみたら、だいたい似たような内容だったので共通科目に時間割きました。実際、問題数が多い精神保健福祉の理論と相談援助の基盤/展開をがっつりやるとほかもある程度カバーできます。精神疾患とその治療は若干毛色が違いますがほかはけっこう共通してますね。

しなかったこと(買わなかったもの・買ったけどいまいちだったもの)

ワークブックと過去問は買いましたが、それだけでした。
実は東北福祉大学通信課程なんですが、東口キャンパスに自習室があるんですね。そこにテキスト類あるんでそこでさらーっと読んでました。お金あればまあ買った方がいいかなと。アプリ類も便利ではあるんですが、前年度にさらに前前年度のが安売りしてて勉強のために購入してたのですが役にたった面もあります。しかし問題数が多いですしスマホタブレット開いたら勉強しないんですよねw なのであまり活躍しませんでした。

 んんん〜解説は安心感あるんですが
「多い」って思っちゃうんですよね。完全にぼくの主観なんですけどw
一応紹介しときますが問題は古いものなので注意です。

精神保健福祉士 模擬問題+穴埋め 2016

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 自分の受ける年度をちゃんと確認してくださいね?

 


 これは時々やりましたが解説がなく、キーワードでwikiれという形でしたのでその辺注意ですね。できた、苦手、もう一回と問題にチェックをつけられるのと解説がない分過去問も3年以上収録してます。問題を解く、チェックという意味だけならこれ優秀なんですけどね……これで中央法規の解説あればよかった 

精神保健福祉士国家試験 過去問

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