福祉うなぎ、意識高い系元ヒキ

意識が高い元ヒキの福祉従事者がつらつらと

精神保健福祉援助実習──かつての実習生として(実習指導する側の気持ち)

実習指導者講習会を受講して実習生としての気持ちを完全に忘れかけていたので、
忘れないように書きます。

実習生のころの気持ち

不安

・果たして実習通るのだろうか?
・怒られたらどうしよう
・つらい
・つらい
・ちゃんとできるんだろうか
・利用者or患者に話しかけるのつらい
・ちゃんとコミュニケーションできるかな
・評価
・つらい

実習指導者の気持ち

・コメント書くのつらい
・コメント書くのつらい
・コメント書きたくない
・コメント書けない
・コメント書けてない
・まとめコメント書けてない

実習指導者ってどんなひと

 実習指導者は精神保健福祉士を持っていて3年の実務経験がある人。
その人が指導者講習を受ければ実習指導者資格が得られる。
 しかし実際は実習指導者は名前だけあればよくてコメント等は指導者資格とか精神保健福祉士なくても書けますし指導します。

実習指導者講習受ける人は?

 実務3年ということなので脂がのってきている現役ワーカー! やる気に満ち溢れ特に取ってもキャリアアップに役立たないのに仕事しか増えない資格をとる意識高い職員。なわけない
 すでに指導者資格持ってる周りから「取れ……」という圧力を加えられてまた一人また一人と指導者になる……という感じである。しかしそんな感じで渋々なのでたいてい3年よりは実務経験ある人ばかりで経験がある人が多い。

実習指導者講習受けてないから指導がへた?

 指導者講習はプラスアルファくらいのもの。おおむね座学。
まともな職場ならその内容は職員間で共有しているので差はないと思う

実習指導者といえど教えるのがうまいわけではない

 これをいうと大学教授も似たようなものですが、福祉職員は教育の専門家ではないです。なので教える技術や能力は個人差がありますし、そもそも平均化する努力すらされていないものと思われます。
 なぜならば実習生を指導したところで日々の仕事が減るわけでもなし給料が増えるわけでもないのです。実習費用はその法人のものとなるのが普通なので指導したところで特にメリットはありません。

じゃあなぜ実習指導をするのか?

 なんのメリットもないと書きましたが、後進の育成という意味で続けられています。
そうなると業務の効率化を進めていくとやらない法人ないし施設が出てくるでしょうし止められませんよねそれは

実習指導をすることで成長するメリットを感じている人もいる

 見方によれば、しばしば外の目が入ることで日々の支援の改善が得られるというメリットがあります。それは施設ないし個々の職員にとってそうでしょう。日常化している業務なかで「これおかしいのではないか」という視点が欠けていることがあります。そして、人の目があることできちんとしようという思いも新たになるでしょう

個人的には

 実習指導は面白いです。自らの学び、学び直しの機会になります。教えるという経験が少ないので、その訓練にもなります。
 ぼくは実習指導は答えを与えず、きっかけだけ与え考えるよう促すのを基本としています。これは日々の支援にも通じることですので、よい経験・機会となってます。
 実習指導者は先に書いたように3年の実務経験がいるので実習のときのことなど忘れていますのでそのつもりで臨むのがいいでしょう。指導者は「このくらいできるよね」とついつい求めがちですが……新人職員ではなく実習生ということを忘れがちですね。
 ちなみにぼくは2年くらいパートで実習免除を申請するときはまだ勤めていなかったので、パート勤務しつつ実習行きました。そして正職2年めで指導者講習受けているので少しだけ記憶が新しいので忘れないようこのように書いております。